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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

ラスベガス

 最近、遊びで外国に行くことはほとんど無くなったなァ。昔はオーストラリアとかマレーシア、マカオ、ラスベガスとよく行ってたんだけど。全部カジノがある国。世界の景色や繁華街を見たり歩いたり、夜はカジノと、それはそれは楽しい日々だった。

 それで、先日ラスベガスでの仕事が入って久しぶりにラスベガスへ行って来たのだ。2泊3日のラスベガス仕事の旅。15年ぶりくらいのラスベガスだった。
 世界で一番部屋数の多いというMGMホテルに宿泊。昼間は仕事なのでギャンブルはできなかったが、夜はマネージャーと1階のギャンブル場へ。
 冷房が効き過ぎていてホテル内は寒くてたまらない。長袖に薄いジャケットまで羽織ってカジノ場へ行ったのだが、アメリカ人(?)の女はすごい。皆、ほとんど薄着なのである。肌を露出して、そして皆、太っている。本当に太っている。だからオッパイもデカい。ロビーで女性達を見ているだけで楽しくなってくるのだった。私は太っている女性が好きだからね。オッパイはデカくて尻もデカい。やっぱり食べ物なのかな? アメリカに来て、やはりハンバーガー(デカい)等、肉類が豊富で私もバカバカ食っているからね。日本人のように痩せた女性はまるで見なかった。

 ルーレットをやったけど、やはりこれは負ける。面白いんだけど36倍を狙うのは無理だ。ギャンブルは勝つか負けるかの2分の1に賭ける方が無難。10ドル賭けて勝っても20ドルにしかならないが、これを重ねていくのがギャンブラーってものだ。(10ドルくらいでギャンブラーって言うな?) そうね、私は割と賭け金小さいかもしれない。だってアッという間に10万も20万も負けるのは怖いから、100万ぐらいなんてこと無い金のようにバンバン張っていく人のようにはいかないね。お金無くなると悲しいでしょ? それにギャンブルって80パーセント負けると思っているから。

 バカラ台を探したけど1階には無くて、多分バカラの場合、高額レートになるので庶民的な1階には置かなかったのかも。
 しょうがないので、ブラックジャックの台で遊ぶことにした。最低賭金15ドル(約1500円)、30分くらいで100ドル(10000円)の負け。
 マネージャーと一緒にスロットへ。25ドル入れて遊ぶが、結構長い時間遊べる。よくできていて3回に2回は当たりが来て、いくらかのコインがたまってゆく、飽きないのだ。
 これも結局30分くらいでコインが無くなり終わり。でも25ドルで30分も遊べるってちょっと感心したのだった。スロットマシーン、よくできてる。
 2日目の夜、再びブラックジャックの台へ。少し変則のルールだったが面白く、一時間くらいやって120ドルくらい勝った。つまり昨日の負けをちょうど取り戻した格好だ。トントン。
 仕事で行ったので、遊び時間も短く賭け金も小さかったが、やはりカジノ場は楽しい。

 

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著者略歴

  1. 蛭子能収

    1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

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