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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

麻雀はすばらしい!

 最近、遠くの場所での仕事が多く、泊まりも多くなった。一週間くらい行ったきりになることもあり、うんざりする。しかし、仕事は受けないと飯も食えないので、ちゃんと受けてはいるがこの先どうなるのかなーと思ったりもする。
 最近の時間のつぶし方として、「健康麻雀店」というところに行くことが多くなっている。麻雀といったら大昔のように賭けて遊ぶと思いがちだが、実は賭けずに麻雀を楽しもうと最近ではあちこちに「賭けない麻雀店」があって、実は私もちょこちょことそんな店で遊んでいるのである。
 店の中では基本的に麻雀で遊んではいるがゲームのキリのいいところでは、全員でビデオを見ながら健康体操をしていたりする。それは椅子に座ったままで手や首や足や腰を動かして年相応の筋肉トレーニングに近い。

 そして、ここは全面禁煙のため、空気がきれいで長時間座っていても大丈夫である。
 もちろんアルコールは禁止で、皆コーヒーやお茶、また自分の持ち込んだ飲み物で過ごす。
 入場料は、それほど高くなく一日数時間を楽しく過ごせる。客はほとんど女性で指先を使い頭も使うので「ボケ防止に役立っている」という声が多い。
 女性が多いというのは不思議に思えるが、思い起こすと学生時代の頃は女性を相手にして麻雀をしていたなー。麻雀というのは頭の体操をしているわけで、男も女も誰でも愛することのできるゲームなのだ。

そして誰もが参加できるすばらしいゲームであるのだ!!

 

 


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著者略歴

  1. 蛭子能収

    1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

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