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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

認知症になった今も生きてます!

 なんか新型コロナがまた来てるみたいですね。俺ほんとコロナってどういうものかわかんないんですよね。第三波でしたっけ?? 俺自身はお酒とかタバコとかも飲まないし、そもそも群れるのが苦手だから全然わかりませんねぇ。
 このあいだのロケでも久々にボートやって楽しかったけど、「また競艇場はお客さん入れなくなってしまうのかなぁ」とちょっと思ってます。健康麻雀も本当行ってませんね。ルールもやらないと忘れてしまいますね。

 やっぱり今年一年はなんだか色々あった気がしますね。僕の病気も公表したし、あっという間でした。俺自身はあんまり変わってないからよくわからないんですよね。物忘れも昔からあったしね……笑

 今一番の楽しみはやっぱり三食の食事ですかね。食事してる時が一番楽しいですね。あとは女房と喫茶店にいる時も楽しいですね。特に何をやるってわけではありませんが、ただぼーっとするのがいいんですよね。
 昔は必ず海外旅行(オーストラリアとかラスベガスとか)でカジノとか行ってましたが、今はこういう普通の感じがいいんですよね。

 でもこれから世の中がどうなるのか、それだけはやっぱり本当に心配です。人間、自由に好きなことができないともう嫌ってなりますよね。だからなのか死ぬ人も増えてきてると聞きます。芸能界でもまだ僕よりも全然若い人が自殺したとかのニュースを見るとびっくりしてしまいます。人間やっぱり命が何よりも大事だと思うんですよね。病気とかで亡くなるのはしょうがないかもしれない。でも元気だったらつらいことがあっても自分で命を絶つのだけは本当やめてほしいと思います。みんな死んだら楽になるとか言いますが、俺はそうは思いません…。生きてたら絶対何か楽しいことがあるはずとそう思って、認知症になった今も生きてます。競艇で大穴当たるかもしないし、お金を拾うかもしれないしね。だから元気な内は仕事はずっと続けていきたいと思います。自由な時間をまた得るためにね。


※ツイッター(@ebisu_jp)で呟いてます。動画も投稿しているので良かったらフォローしてください。

 

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著者略歴

  1. 蛭子能収

    1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

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