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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

たまにはパチンコ…

 パチンコして競艇に行こう!!という企画があって私も行くことになった。
 正直パチンコは最近やってないので、なるべく競艇に多くの時間を割いて欲しいと願っていた。
 集合は平和島。大森駅からバスで10分ぐらいのところにある、おじいさんの夢の島である。ここにはパチンコ、映画館、温泉、レストラン、ドンキホーテ、競艇場があり、「おじいさんの天国」と私は呼んでいる。私もヒマな時はここへやってきて一日中過ごしているのだ。そんな平和島へ2人のパチプロ?(※パチプロではなくライターです…)と私がやって来た。10時、パチンコ店の開店と同時に3人は店内へ。いわゆる台探しが始まった。

 台探しと言っても、私は台を見分けるなんてことはできない。ちょっとエッチな画像が出る台へ座る。
「ほう、エビスさんはそれを選びましたか」と2人のパチプロ。私を挟むように2人は座って、まずパチンコの勝負が始まった。
 約1時間、私達3人のパチンコ台は何も動かず、ただお金のみが台に吸い込まれていくのだった。
「もう競艇に行きたいな--」と私が呟く。パチプロ2人もまったく出ず、パチンコに嫌気が差したか「競艇に行きましょう」と言う。

 そして早めに平和島競艇場へ。5階の一室を借りてギャンブル対決の後編収録。
 勝負は11レースと12レース。パチンコで負けた8千円を一本買いで当てよう、というものである。もう少し詳しく言うと、私がよく買う3連単の舟券が「1-3-4」だとすると、「1-3-4」の一枚の券に8千円注ぎ込めってことだ。
 私は普段20点くらい買っているので一点8千円賭けるということは20点で16万円も使うことになる。一つのレースにこんな金は賭けたことがない。覚悟を決めて点数を3点くらいに搾って買うしかなさそうだ。3点で2万4千円使うことになる。しかし120通りの買い目がある競艇で3点で当てることはほとんど不可能だ。

 そうだ、一つの券で8千円ってことは一枚の舟券に6点ついている3連複の券でもいいのか?と聞くとOKだという。
 それで私は3連複の券を3枚、計24000円分買った。一枚の券に6点ついているので18点買ったことになる。
 これで何とかなる。

 そしていよいよ11レース。スタート! 一マーク回ったところで、なんとか私の買った3連複の券のひとつが走っている。
 そしてゴール……この後の結果は以下のDVDでどうぞ!

☆パチンコ&パチスロ 究極パラダイスBOX(9/28発売)
http://guideworks.co.jp/20150928/index/927

 

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著者略歴

  1. 蛭子能収

    1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

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