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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

認知症防止ロケ

 先月、またテレビ東京の「主治医が見つかる診療所」でロケをした(11/12放送分)。一日目は、さとう珠緒さんと平和島に行った。平和島は僕にとってとても思い出深い場所である。「よっちゃんデー」と言い、朝からお金を握りしめてボートに映画にパチンコによく行ったものだ。ほとんどボートは負けていたが、よい思い出だ。
 番組でロケに来た理由としては、脳にとって昔自分が遊んでた場所を思い起こすのはとても大事なことらしいからだ。

 それで久しぶりにボートをやったが、やっぱり外れてしまった。ロケでばたばたしてたのであまり集中できなかったというのは言い訳か…笑。
 ボートの後はほとんどやったことがないボーリングをやった。僕の地元の長崎は実はボーリングの発祥の地なのだ。久しぶりにやってみて思ったのだが、やっぱりボールは重いしストライクもなかなか出ない。でも、楽しかったなあー。

 次に品川水族館に行き、いろんな魚やイルカのショーを見た。僕は魚を食べるのは嫌いだが、見るのは好きだ。イルカはあんなに体長がデカいのに機敏な泳ぎっぷりで若いボート選手にも見えた。ショーはとても面白かった。


 別日には昔から僕のことをいじったりするタレント加藤紀子(さん)とロケをした。この日は僕のもう一つの思い出の場所と言うか、昔僕が通っていたらしい所沢フラワーという店で花を買った。僕のことは、昔住んでいたせいかちらほら覚えている人がいた。

 その後はよく行ってた「画材ショップ フランドル」に行った。所沢のことはほとんど覚えてないのだが、フランドルに関してはなんとなく見覚えがあった。そのお店の中で加藤紀子(さん)の似顔絵を描いたが、全然似てなかったので怒られた…。
 外はあいにくの雨だったので公園をやめにして「盃横丁」に行った。ここで驚いたのは中に僕の絵が飾ってあったことだ。ここのオーナーが僕の版画を買ってくれているんだ!! 僕が通っていた当時は昭和の映画のポスターなどが飾ってあったのだが、古くなったので僕の絵に替えてくれたらしい。これは本当に嬉しかった。

 最後は僕の好きな「まるい」というお店に行った。すっかり忘れていたが過去に5回も来てるらしい。来る度に思うのだが、エビがデカい! このエビを食べるために通っていたというのは大げさか? でもとにかくいろんな人に食べてもらいたい。加藤紀子(さん)も満足していたに違いない!


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著者略歴

  1. 蛭子能収

    1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

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