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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

第14回多摩川蛭子カップ

 6月21日日曜日、今日は毎年行われている「多摩川蛭子カップ」の日である。ありがたいことに今年で14年目である。しかも今年は新型コロナの影響でボートのイベントは今年初めてだし無観客で行われるのも私にとって貴重な経験になりそうだ。

 本来、多摩川エビスカップのイベントは12レース中5レースぐらいお客様の前で予想のトークイベントを行うが今回はネットでの出演になった。私の出演は11レースと12レースである。多摩川ボートの特徴は基本的にインが強いので穴狙いの傾向がある私には不得意なボートレース場ではあった。
 しかし、今節に限っては新聞を見るとほとんどイン逃げが決まってなく万舟券連発だったので、今回は期待できるかもしれない。
 14時頃、マネージャーが迎えに来て車で久しぶりに「ボートレース多摩川」に入った。いつもは人で活気にあふれているが無観客なのでガランとしていてちょっと不気味だった。そのまま4階の会議室に向かった。そこでは内山君となかがわおさむさんとレナさんが第1レースから先にやっており、それぞれ何レースか取ったらしく盛り上がって「ワハハワハハ」と笑いながら楽しそうに舟券を買っていた。
 その輪の中に私は入っていったのであるが、みんなが楽しそうに盛り上がっていたので入りづらかった。11レースからの参加だがなんとか当ててその輪の中に入りたいものだ。

 初心に帰り、スタート展示と周回展示を見た結果、私は「1256」の4点ボックスで勝負しようと決めた。結果はカタく「143」で決まった。今まで荒れていたのに私が参加した途端急にカタい結果になるから、つくづくギャンブルは分からない…。気を取り直して、12レースの蛭子優勝戦の予想をしよう!
 1号艇の久田選手の成績がめちゃくちゃ良いのでインから行くのが妥当か!? それとも4号艇の内堀選手がカドからマクり一気を決めるのが迷うところだ。
 ただ、私は内堀選手に対して、あまり舟券を取らせてもらったことがないので、「1356」の4点ボックスで勝負した。
 なんと結果は「564」だった上に62820円もの配当…。そして皮肉にも3着争いをしたのが私が最後まで悩んだ内堀選手だったのだ。横を見るとMCの内山君が大喜びしている。彼は「456」の3連単ボックスを持っていたのだ。
 負けて泣きそうな私と立って大喜びしている内山君…あぁ、運のない私……内山君、ご祝儀くれないかな…泣

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著者略歴

  1. 蛭子能収

    1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

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