MENU

ゲッツ板谷のスケルトン忠臣蔵

今年最後の落雷(前編)

 今月はピーンチ! 何がピンチかと言うとね。今回のこの原稿の締め切りが明日なわけっすよ。で、四コマ漫画の方は、もう数日前に描いちゃったんだけどさ。続けてコラムを書いちゃおうかと思ったら、いきなり腹が痛くなってね。 
 いや、とりあえず食い過ぎだと思ってさ。その日は、もう仕事はやめてね。ベッドに潜り込んだんだけどさ。全く寝られないんスよ。腹が本格的に痛くなってきちゃってさ。で、食い過ぎだから、とりあえずウンコを出せばいいだろうってことでね。何度もトイレに行ったんだけど、ウンコは1つも出なくてさ。出るのは小便ばかりなんスよ。で、これは食べ過ぎじゃなく、冷たい紅茶や友達の飲み屋で出されるアイスウーロン茶や男梅サワーをガブガブ飲んでるから、これは飲み過ぎだと思ってね。もう1枚暖かい布団を出してさ。それに包まるように寝てたら、ようやく睡眠に落ちてさ。 
 で、翌朝起きたんだけど、やっぱり腹の右下の方の内側あたりが痛くてね。まさか、また帯状疱疹!?と思って、痛い腹の右下部分を鏡で見てみたんだけど、その表面が赤くも何ともなかったからさ。いや、これは帯状疱疹じゃないやと思ってね。で、この日は夜に友達の飲み屋で知り合った先輩を近くの埼玉県朝霞市にある居酒屋に連れてく約束をしててさ。オレもその店には、まだ1回しか訪れたことはないんだけどね。とにかく、酒の肴が尋常じゃないくらい旨いんですわ。でも、体調も良くないし、今夜はキャンセルしようと思ったんだけどさ。が、結局その先輩を車に乗せて行っちゃったんでスわ、その居酒屋に。そしたら最初の方は、まだマシだったんだけどね。もう20分もするとハンパなく腹が痛くなってきちゃってさ。結局もう1人の友達とも合流したんだけど、もう帰ろうってことでね。で、オレは一足先に自宅に帰ってベッドで寝たんだけど、夜の8時半に寝たから11時半には目が覚めちゃってさ。それから朝の8時までズーッと腹痛と闘ってて、朝イチで近所の医者に行ったんだけど、また、こういう時に限って臨休してやがってね。 
 結局、丸1日ガマンして同じ医者に行ったら、そこの先生が大きな病院に紹介状を書いてくれてさ。そのまま向かったら、あろうことか、胆石が出来てるって診断が下ってね。で、それからその胆石を手術しようという1日半の準備期間の中で、オレは何とか今回の原稿をココまで書き上げ、そして、病院へと飛び込んだのである。 


 つーことで、オレがこの後、多分ボロボロになる後編は次回で!! そう、オレは命かけてますよっ。この仕事に。 

 

-----------------------------------------------------

『そっちのゲッツじゃないって!』

◇ガイドワークスオンラインショップ
(限定特典:西原理恵子先生表紙イラストのクリアファイル付)
『そっちのゲッツじゃないって!』

◇Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4865356339

バックナンバー

著者略歴

  1. 板谷宏一

    1964年東京生まれ。10代の頃は暴走族やヤクザの予備軍として大忙し。その後、紆余曲折を経てフリーライターに。著書は「板谷バカ三代」「ワルボロ」「妄想シャーマンタンク」など多数。2006年に脳出血を患うも、その後、奇跡的に復帰。現在の趣味は、飼い犬を時々泣きながら怒ることと、女の鼻の穴を舐め ること。近親者には「あの脳出血の時に死ねばよかったのに」とよく言われます。

関連書籍

閉じる