MENU

ゲッツ板谷のスケルトン忠臣蔵

オレたちだってハンバーガーを作りたいんだよ!! 

(コイツ、なにトチ狂ってんだよ?) 
 今回のコラムは、そう思って読んでもらっても構わない。 
 
 最近オレは、何回かにわたって自分なりのハンバーガーを作り、それを写真に撮ってX(旧ツイッター)で紹介してきた。ちなみに、自分なりのハンバーガーと言っても、要はマクドナルドで170円のハンバーガーを買ってきて、それに割と高いハンバーグを更に挟んだだけなのだが、その改造バーガーに意外と多くの反応があった。美味しそうだと言うのだ。

 


①このように豪華なハンバーグをマックのバーガーの中に入れる。

 


②そして挟んで贅沢に食べる! 

 


③スーパーで売ってるヤマザキの100円バーガーに挟んでもグー!

 

 その時にオレと同じことを思ってる奴が結構いると感じた。そう、ホントは素材をすべて買って用意し、それで自分オリジナルのハンバーガーとかベーコンレタスサンドとかを作りたいと思ってる奴が少なからずいたのだ。でも、何でそれが出来ないのか? 
 それはハンバーガー用のパン、つまりバンズがスーパーに殆ど置いてないからなのだ。あってもマクドナルドで午前10時までのメニューに出てる、あのマフィンみたいなパンしか売ってないのである。 
 ちなみに、オレは東京郊外の立川市に住んでいた時、立川市と福生市の境界あたりに名前はもう忘れちゃったが、西欧風の硬いパンを売っている人気店があった。ところが、そこに通い始めて2年もしない内に、その店は他の土地に移店することになり、ガッカリしてたら、次にその場所に新しいパン屋がオープンした。そして、そのパン屋にバンズが売っていたのである。 
 オレは、その店に行く度にそのバンズを買い、ある時などは自分でハンバーグを一から作ってソレを挟み、ほぼオリジナルのゲッツバーカーを作って、1人で満足しながら食べていたのだ。ところが、その新しいパン屋も4~5回通っているうちに他所に移店してしまい、それ以降バンズを買うことがなくなってしまった。いや、そのバンズを市販しているところが無くなったのである。 
 
 そして、オレは思ったのだ。これにはアメリカのマクドナルドが絡んでいるのではないか、と。つまり、日本の各スーパーでバンズが売られるようになると、わざわざマクドナルドに行かなくても安いハンバーグ、もしくは自作のハンバーグを挟む奴が次々と出てきて、マクドナルドなどの企業は深刻なダメージを受けるのではないか。で、日本のモスバーガーなども、その点だけはマクドナルドと水面下で協力して、とにかく全国のスーパーにバンズを並ばせないようにしてるのではないか?
 と、そんな時に「ランデブーたろう」というオレのXのフォロワーが、販売用のバンズの写真をネットに送ってきたのだ。しかも、そのバンズを「第一パン」とか「フジパン」っていう日本の大企業が作っているのだ。

 おい、じゃあ、何でそれを全国のスーパーのパン売り場に並べないんだよっ!? え、私が利用してるスーパーでは売られてるぅ。だまらっしゃい!! オレが普段利用してる、しかも、いくつものスーパーには置いてねえんだよっ。……ん、日本のマクドナルドのバンズは、主にフジパンが製造しているだと。つーことは、マクドナルドとフジパンが結託して、一般的な市場にはバンズを出させないようにしてるんじゃねえかよ!! 
 え、でも、写真でもわかるように、そのフジパンとか第一パンはちゃんとバンズを商品として出してるじゃないかだと。じゃあ、何でソレがオレがよく行く「OKストアー」とか「ヤオコー」とか「いなげや」とかのスーパーでは売られてねえんだよっ!? おかしいじゃねえか、バカ野郎!! 
 え、amazonでもバンズは6個699円とか、12個で2480円とかで売られてるぅ? てか、amazonで買うとなると、配送料が必要になってくるだろ。ちょっと待て、今調べるから。ん~~とぉ……………ほらっ、「そうざい男しゃく」ってメーカーが作ってる6個で699円のバンズの配送料は1100円にもなるじゃねえかよ!! 商品より高いじゃねえかっ、アホンダラ! あと、「アメリカン・バーガー」ってメーカーが作ってる12個で2480円のバンズの配送料は1480円にもなるんだぞっ。計算するとバンズだけで1個330円にもなるじゃねえかっ。話にならん!! 
 
 つーことで、とにかく1日も早く、ハンバーガー用のバンズがスーパーのパン売り場に並び、オレたちも美味しくて安いオリジナルハンバーガーを作れるよう働きかけようじゃないかっ!……ドコに?

 と思っていたら、オレんちの近くの「ベルク」というチェーンスーパーに第一パンのバンズ2個入りが99円で売られてました。つーことで、近所にこの「ベルク」があったらそこでバンズを買い求め、美味しいバーガー類をビシバシ作ろうではありませんか❗️❗️

 

④これがベルクで売っていたバンズ。胡麻付きです❗️

 

-----------------------------------------------------

『そっちのゲッツじゃないって!』

◇ガイドワークスオンラインショップ
(限定特典:西原理恵子先生表紙イラストのクリアファイル付)
『そっちのゲッツじゃないって!』

◇Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4865356339

バックナンバー

著者略歴

  1. 板谷宏一

    1964年東京生まれ。10代の頃は暴走族やヤクザの予備軍として大忙し。その後、紆余曲折を経てフリーライターに。著書は「板谷バカ三代」「ワルボロ」「妄想シャーマンタンク」など多数。2006年に脳出血を患うも、その後、奇跡的に復帰。現在の趣味は、飼い犬を時々泣きながら怒ることと、女の鼻の穴を舐め ること。近親者には「あの脳出血の時に死ねばよかったのに」とよく言われます。

関連書籍

閉じる