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ゲッツ板谷のスケルトン忠臣蔵

考えてみたら絶好調っス、今のボキ!

 ボキもあと1年ちょっとで50歳。
 いや、そりゃあ目も老眼になってきたしさ。それに人間のノドのところに付いてる、あの食道と気道を切り替える簡単な機能がバカになってきて、
3~4年前から食べ物が気道に入っちゃうことが多くて、よく食堂やレストランでも咳き込んじゃうしね。いやいや、やっぱそれになりに年は取ってきましたよ。

 でも、肉体的には今、ボキはピークに向かってる最中でさ。50手前のオッさんがなにを言ってやがる、って思うでしょ。でも、聞けよっ、この貧乏人。
 今のボキは、体重も90キロジャストぐらいで(3年前までは120キロ)、血圧も上120・下70ぐらいだし、風邪だってこの3年間で1回も引いてない正に健康そのものでね。そう、高校を卒業して2~3年経ってから本格的にデブってきたボキは、二十歳くらいからズーーーッと糖尿病の予備軍で、また、実年齢も20歳くらい上だったのよ。つまり、ズーーーッと体調不良だったのだ。
 でも、数年前のオレは、とにかく自分が物書きとして認められるためには、1にも2にも仕事をしなくちゃいけないわけだったからさ。殆ど自分の部屋から出ずに、ほぼ1日中、タバコをスパスパ吸いながら原稿ばかし書いてたんだけどね。で、そのうち少しは物書きとして認められるようになってきて、お金もそれなりに入ってくるようになったんだけど、実は全然楽しくなくてさ。何でだろうと思いながらも仕事を続けてたら、ほら、遂には脳の血管が切れちゃってね。

  で、退院後、とにかくリハビリのために体重や上が220もあった血圧を下げる努力をして、その上、十数年ぶりに筋トレも始めたら健康そのものになっちゃてさ。つまり、話を戻すと、ハタチ過ぎからボキの体は太ってたから、殆ど動かない生活を送ってて、逆に考えればビックリするくらい磨耗されてなかったんスよ。だから最近、同じ年ぐらいの奴からも「何で板谷はそんなに若いの?」なんて質問されるしね。少し前まではチンコだってあんまり立たなかったけど、今はビンビンだしさ。

 つーか、今はどんだけ元気な生活を送ってるかというと、まず朝は大体5時半~6時に目が覚めてね。で、2秒後には、そのまま上半身がクィーンと起き上がっちゃって、車で10分くらい走ったところにある吉野家の牛丼弁当を買いに行って、それを寝てる親父の枕元に置く。そして、すぐにゴミを出しに行って、続いて自分の体重と体脂肪を計って記録して飼犬2匹にエサをやって、仕事部屋に行く。そして、パソコンを開いて、ツイッターにさっき計った自分の体重と体脂肪を打ち込んだ後、何人かのツイッター仲間と1時間ぐらいツイートをする。で、適当なところで切り上げて、ドリップでハワイのコナコーヒーを入れて飲んだ後、ゆっくりとトーストやハムエッグを作って、ソレらを食べ終わると時刻は大体9時頃。で、再び自分の仕事部屋に戻ってエロDVDを観ながら軽くヌイてから、大体夕方の3時半くらいまで仕事。

 で、それから犬2匹を散歩に連れて行った後、近所の体育館にあるジムで約1時間半、汗を流してから大体夜の9時頃までは友達と飯を食いに行ったり、カラオケに行ったりという自由時間。で、夜の9時ぐらいから大体2時間ぐらいツイッター仲間とツイートをして、風呂に入って、スポーツのオフィシャルブックとか漫画本を読んで、12時頃には寝る。と、こんなサイクルなのだ。
 もちろん、これは平日の割と静かめの日の過ごし方で、土・日ともなれば友達とうどん屋を食い回ったり、時にはオネーちゃんとも遊んだりする。そう、こう考えてみれば寝るのと起きる時刻は少し早いが、オレは仕事を超集中してやる分、ボキの1日は20代ぐらいの健康的な若者と大して変わらないと思うのよ。

 で、こんなにも健康ということは、例えばツイッターで女の人とツイートしてるうちに思わずグッときて、ああ、この人とイチャイチャしてえなぁ~なんて思うことだって正直ありますよ。だけどね、なんかツイッターの世界も少し調べると、表では平和的なメールをやり取りしてても、裏のDMの世界じゃ仲間の悪口をツイートし合ってたり、浮気だとかナンパに使ってることもあるみたいだしさ。

 いや、中には真面目にやってる人もいますよ。いきなりボキをフォローしてきてね。コッチもフォローし返したら、実は20年前から板谷さんの本を読み続けてるものです、なんていうホントの意味でのファンが来てくれることもあるんだけどさ。そう、そういうファンっつーのは、なかなか表に出てこないんですな。
 ま、つーことでさ。とにかく、この気力と体力が絶好調なうち、またイロイロな国に行って現地の奴らとケンカしたり、酒を飲み合ったりして、ガンガン走っていきますわ!


P.S……直舌のケイコが再び大事件を起こしたので、それは来月に報告します。ふぅ………。

 

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著者略歴

  1. 板谷宏一

    1964年東京生まれ。10代の頃は暴走族やヤクザの予備軍として大忙し。その後、紆余曲折を経てフリーライターに。著書は「板谷バカ三代」「ワルボロ」「妄想シャーマンタンク」など多数。2006年に脳出血を患うも、その後、奇跡的に復帰。現在の趣味は、飼い犬を時々泣きながら怒ることと、女の鼻の穴を舐め ること。近親者には「あの脳出血の時に死ねばよかったのに」とよく言われます。

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